こんにちは、今回は私たちもなじみのある「鬼」について。
こちらの言葉、中国語と日本語ではちょっとした違いがあります。
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みなさん「鬼」と聞くと、何を思い浮かべられますでしょうか。
おそらく、こんな感じかと。
桃太郎も鬼退治に行きましたね。なんとなく「悪い奴ら」というイメージ。
こちらの存在、方位では鬼門と言われます。方位は丑寅(艮)、つまり東北です。
なので虎の毛皮を腰に巻いております。では、なぜ牙と角があるのか?
牛(丑)には角があり、虎(寅)には牙があるためです。しかし、この世のすべての生き物の中で、角があるものは牙がない、牙があるものは角がないという法則があるため、この二つを兼ね備えている生き物は「この世のものではない」=「鬼」と呼ばれているのですね。
これが本来の解釈での「鬼」となります。
ですから、中国では幽霊も「鬼」と訳されます。この世のものでは無いので「鬼」です。日本語でも人が亡くなることを「鬼籍に入る」という言い方をしますね。あの世とつながる思想なのですね。
この言葉から感じられるものはいずれも「恐怖・死」という感じでしょう。
さて、中国では春節に爆竹を鳴らして魔を追い払います。日本ではほぼ同時期に節分があり、豆で魔(ま)を滅(め)っします。「魔」と「鬼」というのはどこかでその存在が似ていると思います。魔という漢字の中には鬼もいますしね。ちなみに、上部の「麻」という漢字には麻痺するという意味があるので、個人的にこの漢字は「人の感覚を麻痺させ内側に入り込む鬼」という解釈があります。方位取り初期に魔が入って方位がとれなくなる現象というのは、この体内の中の「魔」が原因と考えられます。
わたしにも「なんか、ぼーっとして気が付いたら家の掃除をしていて飛行機に乗れなくなりそうになった」という経験もあり、「しまった!魔がはいった!!」と慌てるのですが。
私の場合は方位をとる前に体調が悪くなっていたので、「魔」を先に体内から出しているのですね。そう考えると、「魔」や「鬼」というのは、やはり死と関係し、生気を奪うものと考えられます。「病魔」という単語にもその存在が目に見えない気であり体内にあるということを意味していると感じられます。
方位をとって良く分かったことは、「鬼」や「魔」が目に見えればどんなに簡単かということです。目に見えないから追い出すのが大変なんです(笑)。私からすれば、これらは「気」の一種であり、悪いことをしたり、悪い方位に行くことで体内に入ってしまうものと感じています。
方位取りで性格まで変わる人が多いというのは、もちろん人生が好転するからというのもありますが、これらを体内から出していったからなんでしょうね。今まで麻痺していた感覚が研ぎ澄まされて、人の気持ちやいろんなことが分かってくるんです。
わたしは中国留学中に「爆竹、まじでうるさい」と爆竹を心の中で迷惑がっていましたが、日本でも同じように魔を払う行為をしているということが面白いですね。
もちろん、私のおすすめは爆竹でも豆まきでもなく方位取りです(*^^*)。
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