こんにちは!お久しぶりです。今回は旅先で書いております。エッセイなのか?日記なのか?そんな文章です。ーーー
人間とは、目の見えない虫のようなものだな。
地上を這って、生きる存在は
自分がどのように生きれば幸せで
どのように生きれば災難にあうか
知らずにいるわけで…
私は、とある旅先で3日分の荷物を背負い、ふらふらと歩いていた。
海の塩気を含む柔らかい風に、
雨の後の土の匂い
二月の空はどんよりと曇り
足取りは重く。
それでもどこか、ほっとする風景に癒されながら。
あてのない旅で、ふと自分の人生を振り返る。
私の人生は、どこで、どう間違ったのか。
ある占い師はこう言った。
「一つの選択を間違え、その後の人生が転落する方はとても多い。」
これが、転落の人生なのだろうと、当たり前の風景を見ながら、感動していた。
さっきまでは、当たり前の事が分からなくなるほどの人生なわけで。
旅先の人々の優しさの中に、含まれる思いやりと、その裏側にひっそりと潜む貧困が
その人の処遇を現しているように思えた。
貧困の中に、優しさを見つける人
貧困の中に、恐ろしさを見つける人
私は後者だったわけで。
この選択肢を間違えたわけで、私は転落の人生とやらを味わっているようだ。
はて、長い旅だった。
これから東京に戻るというのに、
旅先にいる自分の方が
本当の自分と気がつく。
1時間に一回しか来ない電車を待つ間の喫茶店でコーヒーをすする。その道すがら。
正しい道がどこかわかるための旅なら
何一つ間違いではなかったと
天使が肩で笑った気がした。
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