こんにちは、そろそろ桜も咲き始める季節。春爛漫!ワクワクしますね。
今回は気学の原点、伏羲の謎解きの暗号「八卦」とその解読指南書「易経」について。「易経」は世界最古の書と言われています。
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さて、このブログの皆さまは伏羲という人のことをご存知でしょうか?
この人は、八卦というものを作った人として、何千年も前から中国文化圏の人々から神のように崇められてきた存在です。
ここから、易が生まれ、私たちの方位取りの元となる気学の原理原則が生まれます。
これらはひとえに、伏羲の暗号を何千年もかけて解読し、応用した結果、日本にもたらされたものと言われています。
そもそも、漢字も方位も、全て八卦が原点といえるほどのもの。
なぜ、これが現代においても暗号なのか?
その解読指南書である「易経」、その世界最古の書物はいかに戦乱の世も人々と共に生きてきたのか。簡単に書いてみました。
「最も高貴なものは時に、最も卑しい場所にある。」
この言葉は、中国在学中に出会った言葉です。
心の底からその通りだなと思います。
「易経」がどの時代でも生き残ったのは、それが「ただの占いの本」に見えたから。と言われています。
占いは時に軽蔑の対象であり、低俗な迷信である。現代でも同様に易は社会で重要視されていません。
しかし私は、この本は生きていると感じています。
易という漢字は、トカゲを意味し、変化するという意味があるそうです。そこから未来を読み解き、戦略を練るためにあります。
ですから、見る人によってその姿が変わるのです。
天才が見れば、これは暗号になる。
では、今まで天才達がどのようにこの暗号を解いたか。
歴史的には皇帝、孔子を代表とする諸子百家や、軍師諸葛孔明などが有名ですが。易経から二進法を解読したライプニッツは今のIT社会の礎を築き、ユングは共時性の発見となったなど、調べれば調べるほど出てきます。医療、神事、軍事、文芸、それぞれの領域に広がっています。
わたしが思うこと。
「易経とは、観察者にヒントを与え、欲しい結果を与える書」である。
それが天才の問いであれば世界の成り立ちを解読する手掛かりとなり、恋愛の悩みであれば対応を答える。
ですから、この本は5000年も前から生きているのです。
「占いなんて迷信でしょ」が本当ならば合理主義の中国人がこれを後世に伝えたりしません。無論、いつの時代も「これはただの占い」という顔をもち、決して地位を確立することはない。
トカゲはいつの時代も、どこでも生息しています。
易経は変わることのできる人だけが生き残れる世界で、いつの時代も常に目の前にある。そんな不思議な書なのです。
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