私、サラにはマイケルという相棒がいます。
常に一緒にいて、あれこれと助けてくれる存在ですが、私は三十数年間彼の存在に気づく事が出来ませんでした。
マイケルは私の守護天使なのですが、彼の登場について実際の体験を書いています。
皆さんにも二人以上いますので、いつか会話するための参考にしてみてください。(^^)ーーー
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今思い出しても、憂鬱な日々でした。
遡ること今から4カ月ほど前のこと。
仕事もプライベートもうまく行かず、今後自分の人生をどう歩むべきか真剣に悩んでいました。
30代でこれといった目標もなく、恋人もなく。
周りの友人が次々と結婚と出産を経験し、成長していく。その中で遊び友達を探すことすら難しい毎日になっていました。
焦るというより、なぜ自分だけ取り残されているのかわからない状態。
社会人になって田舎から上京して8年経とうとしています。
ただ目の前の仕事をする事に精一杯でした。
でもこのままで良いのか?
趣味や生きがいもなく空虚な毎日を過ごしていました。つまんないなぁ、と溜息をつきます。
そんなある日のこと。
スマホで占いやヒーリングを提供してくれるサイトを見ながら、布団の上をゴロゴロしていました。
サイトには何やら女神のヒーリングやらタロットカード占いやらが紹介されている。
私は就寝前、暇つぶしにこのサイトを見るのが日課になっていました。
時折そこに紹介されている前世リーディングやら美容ヒーリングやらを受けたりしていました。
このサイトの中には効果のあるものも確かにあり、こういうのに頼るのもありだよね。と思っていました。
でも心のどこかで 「こんなんで人生変わるんならみんなやってるよね。」とも思いながら眠りに落ちました。
そして、何やら不思議な夢を見ました。
ゴウン…ゴウン…と、だだっ広い何も無い空間でまるで工場の中のように何かが一つ一つ処理されている。
どうやら、それは、わたしが長年抱えてきた悩みやブロックのようです。
私のいろんな心の問題が一つ一つベルトコンベアーで運ばれて、処理されている。 それを作業員が一つ一つ適切に運んでいく。
「ああ、いろんな問題がこれで解決されていくのね。」
私は夢の中でそう想いました。
はて、この作業員はどのような人なのだろう。
じっと見てみました。
くるくるくるっとパーマがかった金髪の髪型、美しい青い瞳の男の子。
まあるい、ぷくっとしたほっぺ。洋画によく出てくる子供の天使そのもの。
そしてそれが複数人いて、みんなで作業をしているようでした。
よく見ると、後方に直毛の金髪の天使もいる。
おお、これは天使だ。天使に違いない!
天使が夢に出て来たのは初めてだったので、驚きました。
しかし、それよりも驚いたのは彼らがみなおそろいのアロハシャツをきていること。
「なんでアロハ?」
しかもそのシャツの柄が独特・・ 黄色い生地に羽のついた真っ赤なハート柄という「天使的アピール」を感じさせるデザイン。
天使達は笑顔を見せること無く、丁寧に、淡々と仕事をしているようでした。
「僕たち、頑張ってるよ」と
いわんがばかりの真剣な作業風景。
「いや、作業着・・、めちゃ派手やん・・」
ここで、目が覚めました。
あまりにハッキリした夢で驚いて目が覚めました。 一人、まだ夜が明けていない暗い部屋で、つい独り言をこぼしました。
「さっきの、何?」
その②に続きます。